米の輸出基地としての成長
タイの米が輸出商品化したのは、他国の植民地化という不幸な歴史による幸運な帰結としてでした。
しかし、重要な点を忘れてはなりません。
それは、米の輸出にタイ自身が積極的な努力をしてきたことです。
当時、ビルマ米はイギリス領へ、インドシナ米はフランス領へと、宗主国との結びつきで輸出を増加させました。
タイには宗主国はありません。
品質をよくし、価格を安くしながら周辺諸国への輸出を増大させることだけが取るべき道でした。
戦後も同じような努力でアフリカへ、中近東へと米を売り込んできたのであり、アメリカ米との競争のなかで成長していかねばならなかったのです。