紙の需要はふくらむばかり
「紙の需要構造が変わってきた」。
吉村・日本製紙中質出版用紙部長はこう指摘します。
紙の需要は景気に左右されやすく、統計的にも国内総生産(GDP)に相関する動きがありました。
ところが、国内景気が足踏みする中、95年の紙需要は前年比5・7%増の1804万トンと2年連続で過去最高を記録、景気と連動しなくなってきました。
情報化を「合理化」という視点から見れば当然、紙は減ります。
月間20万枚使っていたコピー用紙が8万枚に減った米系コンサルタント会社のプライス・ウォーターハウス・コンサルト(PWC)。
94年9月にオフィスを移転、同時に社内改革を行いました。
「従業員ひとりひとりにパソコンを持たせ、連絡はすべて電子メール。
会議の時も資料を配らず、出席者全員がパソコン持ち込みでコピー用紙の使用量を6割減らした」
・・・と、高山マーケティング本部マネジャーは強調します。